お気に入りフレーズ『秀吉と利休』(2) 1月 02, 2014 野上弥生子著『秀吉と利休』 (中公文庫) 「一月も閏月となればもう早春で、例年なら寒さこそは残っても、清明な淡青い空に鶯の初囀り(さえずり)がきこえてよい。それなのに、不審庵の後庭にあって、利休が露地のわび助に劣らず愛している寒梅でも、けなげに咲いた花がちぢかみ、ほの紅い雪の粒のように凍てついた。」 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ ラベル お気に入りフレーズ 寒梅 秀吉 秀吉と利休 早春 野上弥生子 利休 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ