沢木興道『坐禅の仕方と心得』
附・行鉢の仕方
121p.「六 五観の偈
一つには功の多少を計り彼の来処を量る。
二つには己が徳行の全欠を忖って供に応ず。
三つには心を防ぎ過を離るることは…
四つには正に良薬…
五つには…
五観の偈は食事の時に読むから、ただ食事だけのものだと考えやすいが、これは衣、食、住の三つに通ずるものであって、さらにこれを単に口唱するに止まらずして、深く念想観察すべきものである。一膳の食物に対して運ぶ感謝の気持ちは、直ちに一枚の衣の上にそそがれる感謝の心でなければならない。」
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